重力ピエロ

伊坂幸太郎さんの重力ピエロ

 

出だしの文章と終わりの文章が全く同じという、

読んでみてびっくりした作品だった。

 

読んでいると、ラッシュライフとのつながりが出てきたりして、

続けて読みことで楽しめる部分もある。

 

重力ピエロ、泉水と春がサーカスを家族で見に行った時に、

ピエロが空中ブランコをする。

そのときに春がピエロのおどけた演技や危なっかしさから、

落ちてしまうんではないかと心配し、お母さんに話す場面がある。

 

その時お母さんは、

「ピエロはあんなに楽しそうにしているんだから、

落ちることなんてないよ。

だって楽しければ重力だってなくすことができる。」

 

この言葉で泉水と春の落ちるのではないかと思う、

心配はなくなった。

 

この重力というのは地球にある僕たちが立っていることに必要なことを

さしている。

 

ただし、この作品においては春の出生の話や、

そのことに対する周りの目などを含めての重力という表現にしていると思う。

 

「楽しければ重力だってなくすことができる」

この言葉は、生きていく中で苦しいことや、

つらいことがあった場合もある。

ただそれを笑顔で楽しむことができれば、

その重力から解放されて自分のやりたいように

楽しく生きていける。

 

そんな励ましの意味もあるように思えた。

 

 

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

 

 

瞬読

瞬読これは読むというよりは見る読書法になる。

ページを見て、自分の中かいある知識と組み合わせて文章をつくる。

その作った文章をイメージとして記憶に残すことで、

本の内容を記憶する読書術ってな風に感じた。

 

練習用としてフラッシュカードがダウンロードできる。

スパイダーマン3

アマゾンプライムにてスパイダーマン3を見た。

嫉妬、うぬぼれ、自信、傲慢、思い込み

 

これらの内容が描かれている映画のように思えた。

 

その中でも気になったのが、

自信とうぬぼれと傲慢

この三つは正直あまり違いがないように思っている。

 

自分に自信があって、他人との才能の違いがあると思ったときに、

うぬぼれだったり、傲慢になる

 

 

その才能に溺れるとうぬぼれている人になる。

またその才能を人に自慢したり、できない人を見下すと傲慢になる。

 

と思う。

 

自信はあるほうがいいが、それは人に向けるものではなく、

自分の行動や人生の糧にするだけでいい。

 

 

自信はつけたいが、傲慢になったり、

うぬぼれたりしないようにしたい。

 

死神の精度

事故死などの不慮の死が訪れる前に死神が現れて、

その人物が死ぬことで問題ないかの調査を行う。

主人公はその死神である。

 

死神は人間のことをほとんど何も知らずにやってきており、

ときどき変な回答をする。

 

その回答が面白かったり変だったりし、相手から面白いといわれると

落ち込むなどとても面白いキャラクターであった。

 

物語は短編であり、それぞれが独立しているかのように思える。

死神は人間界の時間とは別で動いている。というようなセリフが

あったりしていて後々考えることなどもあり、一つのストーリーのようでもあった。

 

死神を基本死ぬ前に「死についてどう思う」という質問をそれぞれに投げかける。

短編の中で、それぞれが自身の回答を答える。

その問いの度に自分自身ならどうこたえるかも考えるが、

はっきりとした答えはまだ見つかっていない。

 

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

 

 

ラッシュライフ

5つの話で成り立っている。

 

物語に出てくる 5つの中のメイン人物は、

1.泥棒の黒澤

2.カウンターの京子、サッカー選手の青山

3.画商の戸田、新人画家の志奈子

4.新興宗教の幹部の塚本、新人の河原崎

5.リストラされた富田

 

となっている。

 

それぞれの話が進んでいく中でどこで交わるんだろうと、

読んでいくと不意に時系列違っていること気づく。

この構成にはすごく驚いた。

 

作中の黒澤の話で

「俺は泥棒のプロフェッショナルだ。

だが生きることについては誰もがアマチュア

「人生はいつでも誰かが主役になるときがある」

 

などといった生き方について考えるセリフがいくつかが出てくる。

 

 

 

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

 

 

完璧なリーダーはもういらない

今までリーダーは人を先導するとか、

動じず何事にも的確に正解を出せる

人がなるものだと思っていた。

 

そういった私の固定観念にあるリーダー像は

賢者タイプに分類さる。

 

この本にはリーダーは上記のものとは別に、

愚者タイプのリーダーというものが定義されている。

 

こちらのリーダーは自分で先導して引っ張て行くのではなく、

どちらかといえば手助けするや、他の意見を取り入れる

ことをする。

 

まとめることもするが必要以上にまとめたり仕切ったりはしない。

 

ただし、このタイプのリーダーであっても、

自分のできる鍵のことはすべて行っている。

 

その中で、自分より詳しい人がいる場合はその人物の知識を

自分の信念を話して借りる。

 

周りの人も頼まれたときにそれにこたえようと

最大限の力をその人物に力を貸す。

 

私は賢者タイプのリーダーが、リーダーのあるべき姿だと

思い込んでいた。

 

リーダーでも人を頼ることができる。

と本で読み、少しリーダーが私に近いところにもあるのだと気付いた。

 

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

 

 

目的と道

目的が決まらないと何も始まらない。

なので目的をはっきりさせ、

行動しよう。

 

それが夢をかなえる一番の近道といわれることがよくある。

 

このことに関しては「思考は現実化する」ナポレオン・ヒル

などでも書かれていることだから正しい。

 

ただ目的に向かって行動していても、それが正しいのかわからない時がある。

そして、それは時間がたつほどに不安になり、

新しいことを始めてしまう。

 

例えば、知らない土地で目的地が決まっているときに、

目的地に向かって歩いていて、

結構な時間歩いても目的地に着かないので不安になる。

そんな時にはgoogleマップを見て、

自分の向かっている方向が正しいのか確認する。

 

そして間違っていれば修正するし、

正しければそのまま進む。

 

そんなことをしながら目的地に着いた。

 

帰りは道がわかっているので、

そのまま帰るが行きと違い

道を知っているので、不安になることが

なく目的地(出発地点)につく。

 

その時に行きと帰りの移動時間を見たときに

移動距離が同じ(行きも帰りも道を間違わなかったとして)

なのでかかった時間も同じだが、

体感としては行きのほうがだいぶ長い時間移動した気になる。

 

それはわからないから不安になっているので、

わかれば自信の持てるので不安がなく、

余裕があるので時間感覚が正常であるためなのかなぁ。

 

人生においても同じで、

目的地を決め、それに向かって進んでいる時間は長く感じるが、

不安になったときはその道で成功した人(上の例でのgoogleマップ)に

聞いて自分の現在地とやっていることが、

間違っていないことを確認することが必要になる。

 

体感で時間がかかりすぎているとしても、

それは不安あり早く終わらしたいという自分の願望からきている。

 

なので行動、確認、修正を繰り返し目的にを達成して行きたい。