ラッシュライフ
5つの話で成り立っている。
物語に出てくる 5つの中のメイン人物は、
1.泥棒の黒澤
2.カウンターの京子、サッカー選手の青山
3.画商の戸田、新人画家の志奈子
5.リストラされた富田
となっている。
それぞれの話が進んでいく中でどこで交わるんだろうと、
読んでいくと不意に時系列違っていること気づく。
この構成にはすごく驚いた。
作中の黒澤の話で
「俺は泥棒のプロフェッショナルだ。
だが生きることについては誰もがアマチュア」
「人生はいつでも誰かが主役になるときがある」
などといった生き方について考えるセリフがいくつかが出てくる。