個展

日々のたねという個展に足を運んできた。

野村佳代さんがやられている個展である。

 

彼女ほ抽象画を書いており独特なものが多い。

抽象画なのでこれは何?と思うものが多くあり、

その多くに惹かれるところがあった。

 

この個展では野村さん抽象画を書くまでに至った経緯とタイトルが

作品の横に注釈として張られていた。

 

これはこういった絵を描く人は特殊な感覚や目線の違いなどがあるわけではなく、

日頃私たちが見ているものと変わらないものを見ている。

そして彼女が特殊な感覚で絵を描いているわけではない。

ということを伝えるためにこのような形にしているらしい。

 

それを聞いた後に注釈の内容を読み返してみると、

確かに私が日常で感じるようなことから、

絵にしている作品もいくつもあった。

 

これは彼女と私が見ていることや感じていることが同じである。

ただ表現として絵を使用しているかしていないかの

差でしかないということになる。

(大げさにまとめれば…)

 

ギャラリーには彼女がこの個展を行うまでの2か月くらいの日記

作品を描くための下書きなどが読めるようになっていた。

 

その中で「絵心とは何だろう?」

「コトバは強力な力だ!同じように絵や音楽も力がある」

「絵心がない人はいない。絵心に正解はないから」という

の言葉が私は印象に残っている。

 

確かに私も絵心がないとよく思う。

なにを描いても、

中途半端でこれは似てないというかなんだこれ!?

みたいな絵を描く。

 

ただ世の中に出回っている有名な作品のすべてがその絵を見て、

これはあれだなとかわからないものも多々ある。

 

ということは絵心は個性であり、

誰が描いた絵にも絵心があり、

誰かの心に響くことはあるのかもしれない。

 

その可能性を自分で壊して、逃げて

絵心がないと言っているのかもしれない。

 

逃げるのではなく挑戦!

その中で間違っていれば修正すればいいし、

自分とはあっていない、やっていて楽しくなければ

それをやめればいい。

 

という風に彼女は言っていたがまさにその通りなんだろうと思う。

 

考えてやらないのであれば、考えずに行動して

間違いがあれば修正する。

そして今後同じ間違いをしないように対策を考える。

 

こんな風に生きていく人に私もなりたい。

 

皆さんはいまなにかやろうと考えていることはありますか?

あるならそれを一歩なにか進めてみると

新しい世界が見えるかもしれませんよ。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。