死神の精度

事故死などの不慮の死が訪れる前に死神が現れて、

その人物が死ぬことで問題ないかの調査を行う。

主人公はその死神である。

 

死神は人間のことをほとんど何も知らずにやってきており、

ときどき変な回答をする。

 

その回答が面白かったり変だったりし、相手から面白いといわれると

落ち込むなどとても面白いキャラクターであった。

 

物語は短編であり、それぞれが独立しているかのように思える。

死神は人間界の時間とは別で動いている。というようなセリフが

あったりしていて後々考えることなどもあり、一つのストーリーのようでもあった。

 

死神を基本死ぬ前に「死についてどう思う」という質問をそれぞれに投げかける。

短編の中で、それぞれが自身の回答を答える。

その問いの度に自分自身ならどうこたえるかも考えるが、

はっきりとした答えはまだ見つかっていない。

 

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)